お世話になっております。
さて、私は、現在、東京へ住んでいるものですが、先日、現金を所持していなかったにもかかわらず、御社のタクシーに乗車させてもらった者です。
経緯をご説明させていただきますと、東京へ帰るための飛行機に乗るために他社のタクシーで空港ヘ向かっていましたが、都合があり一旦、湯の川温泉の近辺でタクシーから降りました。 その後、バスで空港に向かいましたが、そのバスの中で財布がないことに気が付きました。ズボンのポケットの中に小銭だけはあり、バスを降りることはできましたが、さて、財布を落としたと思われるところまでどのように行ったら良いか思案していたところ、そこヘタクシーが通りかかりました。
自分はお金を持っていないことは承知していましたがどうしても元の場所に戻らなければと思い、車を止め、運転手の方に、「実は財布を落としてお金はないのですが、落としたと思われるところまで乗せていただけないでしようか。」と申し上げましたところ、快諾していただきました。 それが御社のタクシーでした。
運転手のかたはセリタさんという方です。こうしたご厚情をいただいたほか、運転手の方には、もう一点、重要な助言をしていただきました。乗ったタクシーはどこの車でしょうかとの質問があり、それは覚えていなかったので、「タクシーの色は分りますか」と質問されました。色は覚えていたので、緑と答えたところ、「緑であればカンコウタクシーですね。」とのことでした。それから、近くの交番なども教.えていただき、タクシーから下りた場所まで乗せていただきました。さっそく近場を探したのですが、財布は見つからず、どうしようかと思い、電話ボックスで「カンコウタクシー」の電話番号を探し、電話をしたところ、財布がタクシーのなかに落ちていたことが分りました。 その場所まで持っていただき、無事、手許に財布が戻ってきました。たいへん助かったほか、予定していました飛行機にも乗ることが出来、無事に東京へ戻ることが出来ました。ご庫誼に深く感謝する次第であります。ありがとうございました。
社長様には御社にこのような運転手の方がおられることを知っていただきたいと思い、失礼ながらご連絡を差し上げさせていただいた次第です。セリタ様にもよろしくお伝え願えれば幸いです。 末筆となりますが、御社がますますご繁栄されるとともに、厳しい冬に向け、お体にはくれぐれもご自愛ください。本当にありがとうございました。